【理不尽】どうして素晴らしい人が亡くなって嫌儲クズみたいなのが生き残るの？

「僕のお母さんが死んじゃったのに」「関わった全員を抹殺」 “猟銃”立てこもり事件　容疑者をめぐる「悪評」の数々

「悪評」ばかりの容疑者 死亡した医師を悼む声絶えず
逮捕直後は黙秘を続けた渡辺容疑者だったが、その後、供述を始める。「母親が死んでしまいこの先はいいことはないと思って自殺しようと思ったときに、自分1人だけではなく、先生（鈴木さん）やクリニックの人を殺そうと考えていた」

渡辺容疑者は、数年前から利用していた鈴木さんのクリニックに対して、診療方針をめぐって不満を抱いていたとされる。気に入らないことがあると職員らに罵声を浴びせることはたびたびであったという。

また、鈴木さんのクリニック以外でも同じようなトラブルを起こしている。ある病院では、母親の診療方針が自分の意にそぐわないと、「順番がおかしい」「態度が悪い」院内で怒鳴り声をあげたり、抗議文を何度も送り付けるなど「問題患者」として知られていた。

また別の事業者では、料金を滞納したり、納得がいかないことがあると罵声を浴びせるなど職員への高圧的な態度から介護サービスを中断したという。この手の話に枚挙の暇はない。とにかく「母親」に関することになるといきり立ち、常軌を逸したとも言えるふるまいに及ぶのだという。「すべてのトラブルのトリガーは母親だ」と言い切ったある医療関係者もいた。

一方で、今回犠牲になった鈴木さんを惜しむ声は絶えない。在宅医療に情熱をかたむける鈴木さんは患者や同僚から厚い信頼を得ていた。以前、診察を受けた患者は、「家族や患者のことを自分のことよりも思ってくださる志と心がある先生。在宅診療の時は、私たちの話をよく聞いてくれた上で、いろんなことをわかりやすく丁寧に説明して提案してくれる方。そこに対して怒り出すことなどない」と。

また、一緒に働いていた医療関係者は「絶対にほかの先生が見ない症例も受けてくださる方。地域から信頼される先生で、トラブルは想像できない」と振り返る。地元医師会などによると、鈴木さんは東入間地域の在宅医療の患者およそ300人を担当していて、これは地域のおよそ8割に上る数字だという。

労苦をいとわないエネルギッシュな働きぶりは医療関係者内にも知られていて、今回の事件でまさに「地域医療の柱」が失われたといっても過言ではないだろう。今後、この地域の在宅医療へのケアはどうなるのか、大きな問題として残る。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4c25ee2226318d935a0e3a9d8693ce82c2bc3d68?page=2