「King＆Prince」高橋海人の〝涙〟にティアラ(ファン)は事務所不信が再燃「なぜ辞めないといけない」

ジャニーズグループ『King ＆ Prince』（以下、キンプリ）の平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太がグループを脱退する５月22日まで、残り１ヵ月余りとなった――。

平野と神宮寺は同日にジャニーズ事務所を退所。岸は主演映画『Ｇメン』の公開が夏に控えているため、前出の２人よりも遅れての退所となる。

そんななか、グループに残る高橋海人が見せた涙にファンは感情を揺さぶられている。

高橋は４月９日放送の『おしゃれクリップ』（日本テレビ系）に出演。単独でのトーク番組出演に

「いつもは（キンプリの）後ろで聞いているだけのことが多いので、怖いっすね」

と語ったが、終盤、永瀬廉と２人になるキンプリの今後の目標を聞かれると、思わず天を仰いだ。

あふれだす涙……。

高橋は何度も目を拭った後に

「１人でも多くの応援してくれるファンに会うために、大きいステージとかもっと回数多く会えればいいと思いますね」

と語り、

「メンバーが何よりも僕は好きなので。みんなが幸せに暮らせたらいいな。ずっと友達でいれたらいいなと思いますね」

と話した。

号泣した高橋にキンプリファンも〝もらい泣き〟。同時に

「なぜこんなにメンバーのことを思っているのに（平野ら３人が）辞めなければならないのか」

「どう考えてもおかしい。ジャニーズ事務所はきちんと説明すべき」

という声も殺到した。

振り返れば、脱退発表は唐突だった。’22年11月４日、平野ら３人の脱退・退所をジャニーズ事務所が正式発表。スポーツ紙記者によると

「発表当日の午前中から水面下でじわじわと情報が広まった。裏を返せば、それまでは何もなかった」

という。脱退・退所の理由は「メンバー同士の方向性の違い」。キンプリは’19年に亡くなったジャニー喜多川さん〝最後の作品〟と呼ばれ、「世界に通用するアーティスト」になることを目的としてきた。

平野は発表のタイミングで公開されたファンクラブ向け動画で

「全力で取り組んだとしても、（海外進出は）もう遅いな、と感じてしまい、目標を失い、今回の決断に至りました」

と明かしていたが……。

「キンプリファンは動画でメンバーがうつむきながら話していたため『カンペがあるのではないか？』『言わされているのではないか？』と疑念を持った。事実、昨春のコンサートの模様を収めたＤＶＤでは、特典映像でホワイトボードに『10周年』や『未来』という文字が書かれていた。

昨春時点で前向きな〝未来予想図〟を描いたグループが、わずか半年余りで方向性に違いが出るものなのか。例えそうであっても、修復までの猶予期間があってもいいのではないか。ファンはずっと煮え切らない思いを抱えていた」（テレビ局関係者）

ジャニーズ側はメンバー間で何度も話し合った末の結論で、円満であることを強調。週刊文春が平野ら脱退組とジャニーズ事務所との〝確執〟を報じると、即座に否定し、文春に対して法的措置を検討すると発表した。

「それでもキンプリファンの疑念を晴らすまでには至っていません。むしろ、今回の高橋さんの涙を見て『事務所の説明は絶対におかしい』『最大の被害者はメンバーとファンだ』などという気持ちを強めています」（前出・スポーツ紙記者）

５人のキンプリ〝最後の日〟には何らかのコメントを出す方向で調整しているというが、ファンが知りたいのはメンバーの本音。３人の脱退まで残り１ヵ月ほどになったが、事態は収束するどころか、さらなる疑念を生むことになっている。

このままでは新たなスタートも混沌の中で切られることになりかねない――。

https://friday.kodansha.co.jp/article/305840