恒心教徒、闇バイトを使い始める 岡山駅に不審物置いた無職女(21)逮捕

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岡山県警は、JR岡山駅の通路に脅迫する内容の文書が貼られた段ボール箱1個を置き去ったとして、無職の女を逮捕しました。

威力業務妨害の容疑で逮捕されたのは、岡山県倉敷市福島の無職・弓場晴菜容疑者（21）です。

警察によりますと、弓場容疑者は6月19日午後5時45分ごろ、JR岡山駅2階の東西連絡通路のベンチの下に、脅迫する内容の文書を貼り付けた段ボール箱1個を置き去り、業務を妨害した疑いです。

この影響で、JR西日本は午後6時半から午後8時45分までの2時間あまりに渡って、社員や通行人などへの安全確保のため、通路の通行規制や改札口を封鎖するなどの対応に追われました。

警察は、防犯カメラの映像などから容疑を特定し、きょう（22日）未明に逮捕しました。

調べに対して弓場容疑者は「私がしたことに間違いありません」と容疑を認めていて、動機について「借金があった。闇バイトに応募して今回の仕事をもらった」と供述しているということです。またダンボール箱は自分で購入し、貼った紙についてはSNSで送られてきたものを使ったと話しているということです。

岡山県内では、6月19日から20日にかけ、JR岡山駅を含め岡山県庁、岡山市役所、倉敷市役所、岡山大学津島キャンパス、JR邑久駅の計6か所で相次いで不審な段ボール箱が見つかっています。

いずれも爆発物などの危険物ではありませんでしたが、庁舎のフロアが封鎖されるなど各地で混乱を招きました。警察では弓場容疑者がこれら一連の不審物を置いたとみて、関連について調べを進めています。

また19日に岡山県庁や岡山市役所などに爆破を予告するメールが送られていて、警察が合わせて関連を調べています。

岡山県庁や市役所などで不審な箱　爆破予告も、一時立ち入り規制
2023年06月19日 20時27分 更新
https://www.sanyonews.jp/sp/article/1413569/?rct=syuyo
　１９日昼から夕方にかけ、岡山県庁とＪＲ岡山駅、岡山、倉敷の両市役所、岡山大津島キャンパス（岡山市）で不審な段ボール箱が相次ぎ見つかり、現場付近は立ち入りが一時規制された。県警は何者かが置いたとみて威力業務妨害容疑で捜査。箱の中身は危険物ではないとしている。

　県と両市役所、岡山大には同日、関係する施設の爆破を予告する内容のメールが届いていた。県庁などの箱にはメールに記された人物名のほか、金銭を要求する文章を記した紙が添えられていた。県警が不審物との関連を調べている。

　箱は一面がＡ４判サイズ程度の面積で高さ１０センチほど。県などによると、午前１１時２０分ごろに県庁１階ロビー、正午過ぎに両市役所の１階待合スペースで見つかった。岡山市役所では椅子の上に置かれ、防護服を着た県警の爆発物処理班が出動した。

　県庁と両市役所は３～５時間にわたり、業務がストップ。岡山駅の中央改札口付近は帰宅ラッシュ時に封鎖された。県庁１階ロビーで始まったハンセン病問題の啓発パネル展は一時見学できなくなり、倉敷市議会は本会議が流会した。