米国連邦裁判所の判事13人、コロンビア大学出身者の採用拒否、反ユダヤ主義を助長するデモ対応に抗議

https://www.usnews.com/news/top-news/articles/2024-05-06/conservative-us-judges-boycott-columbia-grads-over-campus-gaza-protests

米国の保守的な連邦判事13人からなるグループは月曜日、コロンビア大学が親パレスチナ派のデモを扱ったことを受け、同大学の法学部生や学部生を採用しないと発表した。

ドナルド・トランプ前米大統領に任命された判事らは、コロンビア大学のミノウシェ・シャフィク学長とジリアン・レスター法学部長に宛てた月曜の書簡で、マンハッタン・キャンパスを「偏見の温床」と呼んだ。

「両教授と管理職は、反ユダヤ主義と偏見の蔓延を助長し、キャンパス崩壊の最前線にいる」と書簡は述べている。

米連邦裁判所の保守派判事１３人が名門コロンビア大学のガザ反戦デモへの対応に抗議し、同大出身者を判事助手として採用しないと表明した。

判事らは同大のミノーシュ・シャフィク学長とジリアン・レスター法科大学院長に宛てた６日付の書簡で、同大が偏見を助長していると批判。主にトランプ前大統領に指名された保守派判事が書簡に署名していた。

これに対し、レスター氏は７日の声明で、同法科大学院の卒業生は「裁判所を含む民間・公的部門の主要な雇用口から常に引く手あまただ」と主張した。

連邦裁の判事は毎年、法科大学院の卒業生を２─３人、判事助手として採用する。ただ、コロンビア大法科大学院の卒業生は大半が大手法律事務所で就職するため、１３人の連邦裁判事による採用拒否は影響が限定的とみられる。

また、採用拒否が他の裁判所に広がる兆しも出ていない。