👩「ケンモメンクッッッッサ！！臭い臭い臭い臭いッッ！！ケンモメン臭いッ！！！！！」

同僚男性の気になる体臭「苦手」「スメハラ」細心の注意が必要な伝え方

「仕事を辞めたい」と言い出す人も

読売新聞の掲示板サイト「発言小町」には、「臭いで周りから注意を受けた方のアドバイス求む」というタイトルの投稿が寄せられました。

トピ主「モンステラ」さんの職場に、「体臭がひどく、身なりも極めて不潔な40代くらいの巨漢男性」が異動してきました。この男性が放つ臭いのせいで、頭痛や吐き気を催す人や、体調を崩して帰宅する人が相次ぎ、「仕事を辞めたい」と言い出す人まで出てくる始末。そこで、発言小町に「その人が少しでも気に病まないよう、今までの様に皆が普通に仕事をするためのアドバイスをください」と呼びかけました。悩めるトピ主さんに、1201件のエールマークが押されました。

「私も同じ経験があります」と題して投稿した「気持ちがわかる」さんは、職場で隣の席に座る男性の臭いを１年間我慢しましたが耐え切れず、こっそり制汗剤をプレゼントし、使うようお願いしました。男性はとてもショックを受けていましたが、独身だったこともあって、それまで周りで臭いを指摘する人がおらず、制汗剤を使ったこともなかったそうです。「それ以降は多少臭うこともありますが、だいぶマシになりました。それからは、『この商品はどこで買うの』と聞かれたり、『臭い大丈夫？』って気にしてくれたりするようになりました」と話しています。

夫の臭いを指摘した経験がある女性からのエピソードも。「２度目です」さんは、「何度も言わないとダメです。夫も私に言われる度、気をつけるけど、しばらくたつとまた臭う。『清潔にしないと臭うものなんだ』と認識してもらうのに１年はかかりました」とコメント。トピ主さんに対し、「職場の男性には、『悪いけど毎日チェックさせてもらうよ。臭いがなくなるまで』とは言えないでしょうか」と提案しています。

「ｓｚｋ」さんは、上司の立場から２人の男性部下に、シャワーを毎日浴び、制汗防臭剤を毎朝使うように指導しました。２人とも、周りに迷惑をかけているという自覚がなかったそうで、臭いは改善したそうです。その後、男性の１人が結婚し、「あのとき注意していただき、ありがとうございました。そうでなかったら、彼女も結婚もできなかったかもしれない」と、お礼を言われました。「注意するときは私もかなり気を使いましたが、同僚のたではなく、本人のためにも良かったと思いました。その方も『言ってくれてありがとう』となればいいですね」と、トピ主さんにエールを送っています。

スメハラの加害者になっている当人に、その事実を伝えるのは難しく、伝える際には細心の注意を払っていることが、寄せられた投稿からうかがえます。なるべく相手を傷つけずに、改善の方向に持っていくにはどのようにすればよいのでしょうか。企業を中心に研修を行う「アカデミー・なないろスタイル」（東京）のマナー・コミュニケーション講師、樋口智香子さんに聞きました。

https://www.yomiuri.co.jp/otekomachi/20230703-OYT8T50000/