化学教授「生命は存在しない」これまじ?

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1 : 2025/06/06(金) 21:14:46.96 ID:uDsf37m/0

生命は存在せず「幻想」であるという奇妙な考え 既知の物理学はなぜ「生命」を説明できないのか
https://toyokeizai.net/articles/-/859791

2 : 2025/06/06(金) 21:15:34.66 ID:uDsf37m/0
アメリカ化学会の2012年の会合、生命の起源に関するセッションで、アンドリュー・エリントンがある過激な説を唱えた。「生命は存在しない」。

テキサス大学オースティン校で化学教授を務めるエリントンが、RNAの化学作用と生命の起源に関する発表、その1枚目のスライドに示した言葉である。

彼の考え方を聞いて私は啞然とした。

というのも、本当ならエリントンの説に納得していてもおかしくはなかったからだ。しかし私は納得できなかった。この発表を聴いていたとき私は間違いなく生きていたし、いまもそうだ。

あなたもきっと、自分は生きていると確信していることだろう。いままでの人生を、要するに生きて過ごしてきたはずだ。生きていることは重大な意味を持つ。生きていないのとはまったく違う。

このように私たちは、自分自身の存在をおのずから確信している。ところが一部の科学者はそれに異議を唱えて、生命は幻想、あるいは二次的な現象にすぎず、既知の物理学や化学で説明できてしまうだろうと論じている。

3 : 2025/06/06(金) 21:15:40.09 ID:uDsf37m/0
物理学者で著名な知識人であるショーン・キャロルもその一人である。私の勤めるアリゾナ州立大学で盛況を博した夜間講演、その壇上でキャロルは、素粒子物理学の方程式だけで全物質の存在を説明することができ、そこにはあなたや私も含まれると論じた。

それを聞いて私はのけぞった。ノーベル賞受賞者のジャック・ショスタクも似たような考えだ。生命を定義することにこだわっていると、生命の起源は理解できないと唱えている。ショスタクいわく、生命を"定義"する何らかの特徴を詳しく見れば見るほど、生命と非生命の境界線はどんどんぼやけてくる。

子供の頃、昆虫の身体をばらばらにしてからもとの状態に戻そうとして、うまくいかなかったのを覚えている。そのときはあまりの驚きに、逆にうろたえもしなかった。

生命をその各部分に、たとえば素粒子や原子、あるいは分子に還元できないというのは、あらゆる人に染みついた考え方だ。

だがもしかしたら、エリントンやショスタクやキャロルと同じ見方を取るのが、もっとも無難なのかもしれない。

生命の各部分は生命としての特徴を備えていないのだから、生命を定義するのに神経をすり減らす必要はないという見方だ。もしそうだとしたら、生命が何をしていてどのように誕生するかを理解するには、その各部分を理解しさえすればいいということになる。

物理学が成し遂げてきたこと
理論物理学者としての研鑽を積んだ私は、生命は概念的に深遠な科学的問題ではないという考え方を叩き込まれた。現実の本質に関するもっとも根源的な概念は、空間や時間、光やエネルギーや物質といった、数多(あまた)の物理学者が研究してきたものである。

しかも物理学には、まさに意義深い成功が満ちあふれている。私たちはここ400年という短い期間で、この宇宙のからくりを深く理解するに至った。

"宇宙"という言葉の意味も定義できた。極小のスケールでは、あらゆる物質の基本構成要素についておおかた理解している。極大のスケールでは、発せられた光が私たちの望遠鏡に届くのに135億年以上もかかるような、遠方の銀河の写真を撮ることができる。

4 : 2025/06/06(金) 21:15:45.22 ID:uDsf37m/0
ところが生命の起源は、科学最大の謎の一つでありつづけている。物理学とは、歴史上のこの瞬間に私たち人類が理解しているとおり、生命を含まない宇宙を根源的な形で記述するものである。それは私が住んでいる宇宙ではないし、おそらくあなたが住んでいる宇宙でもないだろう。

だが、もしも生命が存在するとしたら、はたして生命とは何なのか?

私たちは何ものなのだろうか?

「生命」だけに見られる特性
かつての科学者は、現代の物理学者や化学者の見方とはまったく対照的に、生命は物質とは別のカテゴリー(範疇)として存在すると信じていた。

生きている物質には、"生命力"、いわゆるエラン・ヴィタールというものが吹き込まれていると信じられていた。アリストテレスはそれをエンテレケイアと呼び、ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツはモナドと呼んだ。

いずれも、生きた実体にしか見られない固有の特性を指していた。すなわち、胚の発生や、失った肢の再生など、生命に特有であると思われる、目的を持った活動、いわば生きた振る舞いを指揮する。このような生の概念は、宗教的な魂の概念に近く、そのとおり魂と呼ぶ人もいる。

呼び方はどうであれ、このような特徴は生きていないものには見られないため、生命に特有のものであると私たちは考えている。石を二つに割ったらもとの形に戻ることはないが、プラナリアならもとの形に戻る。

生気論と呼ばれるようになったこの科学的趨勢を後押ししたのは、物質に生命を吹き込むものを機械的に記述することはできず、そのため物質的ではないとする考え方である。

エリントンやキャロルやショスタクといった現代の唯物論者は、物質の既知の性質だけで生命を十分に説明できるとみなしているが、生気論者はそれとはまったく逆の見方を取っていた。確かに生命は存在するが、それを物質の性質によって説明することは不可能だと考えていた。

生命力というこの概念は、死んだ物質にすら生命を吹き込める、生命エネルギーや生気といったものに当てはめて論じられることが多かった。フランケンシュタインのようだと思われたとしたら、それはまさにそのとおりだからだ。

5 : 2025/06/06(金) 21:15:50.56 ID:uDsf37m/0
メアリー・シェリーは1818年、わずか21歳のときに名作『フランケンシュタイン』を世に出した。執筆中に念頭にあったのは、当時の先進科学、とりわけ、私たちは魂によって生かされていて、電気を使えば死体を甦らせられるかもしれないという学説だった。

シェリーに影響を与えたのは、同時代にルイージ・ガルヴァーニがおこなった研究で、のちにその研究は甥のジョヴァンニ・アルディーニに引き継がれた。この2人は、電気刺激によって身体の一部に命を吹き込もうとした。死んだカエルの脚に電気刺激を与えることで、カエルを"踊らせ"ようとしたのだ。

シェリーはまた、かの有名なチャールズ・ダーウィンの祖父、エラズマス・ダーウィンからも刺激を受けたと伝えられている。エラズマス・ダーウィンは生物自然発生に関する文章を著し、太陽光で温められた水の中で、生きていない物質がひとりでに命を宿すと論じた。

シェリーの小説では、死んだばかりの身体の各部分に適切に電線をつないで感電させることで、その身体を甦らせることができる。主人公のヴィクター・フランケンシュタイン博士はその方法を用いて、死体から"生きた"怪物を作り出す。

その怪物に命を吹き込むというフランケンシュタイン博士の独特の発想、それを説明できそうな物理法則を書き下すには、次のように考えればいいのかもしれない。すなわち、死ぬと徐々に消散していく"生命力"を博士は発見し、その生命力がどんな物質でできていようが、その物質は電磁気と強く結びついているのだと。

生命を説明する物理とは?
フィクションの世界でフランケンシュタイン博士は、これを含め奇妙な性質の数々を発見したが、この現実の宇宙に存在する物質もまた多くの奇妙な性質を備えている。この宇宙は、理解が進むにつれて奇妙に見えてくる(もっと言うと、理解したと思えば思うほどますます奇妙に見えてくる)。

フランケンシュタイン博士は、何らかの首尾一貫した物理に基づいて生命を説明した、そう受け止めることもできるだろう。その物理が何であれ、この現実の宇宙を記述する物理とはたまたま違っていたというだけだ。

6 : 2025/06/06(金) 21:16:26.86 ID:uDsf37m/0
生命を支える現実の物理はそれに輪を掛けて奇妙かもしれない。生命を支配する原理は、現段階では解明されていない。しかしいつかは、現在の私たちにとっての、時空の湾曲や光子の存在と同じように、のちの世代にとっては当たり前のものになるかもしれない。

生気論者の多くは、もともと生きていないものによって生命が作られることはありえないと考えていた。生命体が特別であるのは、その各部分が特別であって、必要不可欠なエラン・ヴィタールをある程度持っているからだ。

したがって、生きているものを増やすには、生きているものが欠かせない。フランケンシュタイン博士ですら、かつて生きていて死んだばかりの身体から怪物を作るほかなかった。

『フランケンシュタイン』が刊行された頃、生命を作るには生命が必要であるという考え方は、科学界の中ではすでに支持を失いはじめていた。1828年にフリードリヒ・ヴェーラーが、尿に含まれる有機化合物である尿素を、シアン酸とアンモニアという2種類の単純な化合物から合成した。

ぼやけはじめた生命と非生命の境界
この実験によって、生物由来の物質でも生命力のようなものは備えていないことが示された。生命体の構成部品は、非生命体の構成部品と何ら違わなかったのだ。

同様の実験によって、非生命的な化学物質と生命の化学物質を分け隔てる特徴など何もないことが、繰り返し証明された。適切な条件のもとでは、前者から後者へと容易に変換することが明らかとなったのだ。

生命の根底をなす化学や物理に対する人類の理解が進むにつれて、非生命と生命のくっきりした境界線はぼやけはじめた。キャロルやショスタクやエリントン、そして彼らと同様の考えを持つ多くの人は正しかった。ある程度までは。

7 : 2025/06/06(金) 21:16:31.21 ID:uDsf37m/0
しかもこれまで調べられてきた限り、生きていない物質から生きている物質への転換は、物理学や化学に関する既知のどのような法則とも矛盾しないことが分かっている。生命は生成も消滅もしないという法則、いわば生命保存の法則などというものは存在しない。

もちろん私たちは生命体が生まれたり死んだりするのを知っているのだから、それは当然だ。しかし往々にして、もっとも当たり前の観察結果が科学的にもっとも説明が難しく、それを数学的な法則に変えるのはますます難しいものだ。

生命は化学の「ベーパーウエア」か?
現代科学は、生命が物質の性質ではないことを教えてくれている。

多くの人は生命は存在すると考えているが、そんな人たちの気づかない事柄を、物理学者や化学者は心の底で感じ取っている。分子や分子の集合体が突然"生命を宿す"、そんな魔法の遷移点など存在しないということを。

生命は化学の”ベーパーウエア”、いわば宣伝文句だけで実体のないソフトウエアである。すなわち、「私たちは生きている」という日々の経験から考えると、あまりに当たり前の特徴なのに、身体の一部分を見てみると存在しない特徴なのだ。

生命が物質の性質でなく、物質とは存在するものであるとしたら、結論として生命は存在しないことになる。エリントンはそのようなロジックを進めようとしたのだろう。

だがそれでも私たちはここにこうしている

(翻訳:水谷淳)

8 : 2025/06/06(金) 21:16:40.55 ID:MN9NWcvv0
つまり オパーイは正義ってことか
9 : 2025/06/06(金) 21:16:57.52 ID:S2s8QjoW0
ウソです

俺「生命は存在する」

10 : 2025/06/06(金) 21:18:51.83 ID:3U6qkBxP0
「ネトウヨは存在しない」
11 : 2025/06/06(金) 21:18:52.26 ID:obhSMj9H0
ホログラム説
12 : 2025/06/06(金) 21:20:11.14 ID:CnvQo2w/0
シュレディンガーの猫みたいに確率的なもんなんだろ
13 : 2025/06/06(金) 21:20:39.11 ID:V4aVb2D70
ただ動いてる有機体って説なら支持する
19 : 2025/06/06(金) 21:28:17.87 ID:kulDHxKX0
>>13
NASAの生命の定義がそれに近いな
進化する化学反応系
25 : 2025/06/06(金) 21:32:30.94 ID:ibRbwz0f0
>>13
何らかのプログラムをされた存在かよ・・・なんとも味気ねえなあ・・・
14 : 2025/06/06(金) 21:22:43.29 ID:1+ruTP4e0
シューストリングポテトの猫
15 : 2025/06/06(金) 21:24:00.82 ID:kulDHxKX0
定義次第だろ
読んでないけど
魂なんてもんは無いんだから、見たまま受け入れろ
21 : 2025/06/06(金) 21:31:23.60 ID:GXeRNPiL0
>>15
「生命」も「死亡」も定義できてないよ
32 : 2025/06/06(金) 21:54:25.63 ID:kulDHxKX0
>>21
別にする必要ないし
結局、物でしか無い
そういうのは宗教に任せればいい
16 : 2025/06/06(金) 21:26:08.36 ID:1Rq1jl3+0
現代科学の敗北宣言だな
17 : 2025/06/06(金) 21:26:08.41 ID:3ApaWJ4j0
なるほど わからん
18 : 2025/06/06(金) 21:26:44.48 ID:2HfnZybd0
サンゴとかの話かな?
20 : 2025/06/06(金) 21:28:29.15 ID:UfpKT3xo0
命の輝きはなかった…?
22 : 2025/06/06(金) 21:31:28.96 ID:ThcbQY7V0
ガンダムもループしてる世界だった事も判明したから仕方無いね
23 : 2025/06/06(金) 21:31:40.30 ID:ibRbwz0f0
>>1
なら生命ってそもそもなんやねんな(´・ω・`)しらんがな
24 : 2025/06/06(金) 21:31:48.75 ID:hP5VpPfp0
春も夏もないのだろうか
26 : 2025/06/06(金) 21:34:31.32 ID:HmsZasak0
生命とは状態であり存在する物質ではないとかそういう事?
44 : 2025/06/06(金) 22:37:09.45 ID:5FWxr3Ui0
>>26
俺はそう思った
47 : 2025/06/06(金) 22:45:28.95 ID:5FWxr3Ui0
>>26
だから細胞以外のものにも生命が宿ってもいいような気がする
28 : 2025/06/06(金) 21:41:27.95 ID:aKRRLZnH0
そう思うとありもしないものを「幻想」で存在させてしまう ヒトのアタマってすごいね
29 : 2025/06/06(金) 21:41:46.14 ID:hP5VpPfp0
「面倒くさい奴」と思われているのでは
30 : 2025/06/06(金) 21:43:39.46 ID:e2pxUeML0
夢が広がリング
31 : 2025/06/06(金) 21:44:06.28 ID:2HfnZybd0
生命が例外だらけで上手く定義出来ないから、もう生命なんて存在しないって事で良いじゃん!とか言い出してるだけでしょどうせ
33 : 2025/06/06(金) 21:58:55.79 ID:xewL4Kv60
現実というものも自身が認識できている範囲外は非現実なものだからな
背後を認識して初めてそこに世界が現れるっちゅーこっちゃ
39 : 2025/06/06(金) 22:18:16.88 ID:HEdl2Jal0
>>33
シュレディンガーの猫と同じであなたが観測しなくても変化は起きるってやつだな
あらゆる物質は観測なしで「そうなった」からな
34 : 2025/06/06(金) 22:05:24.26 ID:aEIzQkew0
くだらないな
俺が考える生命の定義はこれだって言う話だろ。
定義しなければ存在しないとも言えない。
37 : 2025/06/06(金) 22:14:26.08 ID:HEdl2Jal0
>>34
過去に戻れないのも物理のもんだい
なんせその時の保存状態がどこかにないといけない
そのときの宇宙全ての原子核位置と電子状態が保存されてないと
35 : 2025/06/06(金) 22:12:03.29 ID:HEdl2Jal0
>>1
むしろ物理学こそ生物を説明できる
生体全ての電子状態を定義できるかというとアインシュタインでもできん
したり顔で量子論とか語ってるがその程度
36 : 2025/06/06(金) 22:13:11.98 ID:xDe+44aH0
考え過ぎじゃね
NASAの「自己維持できる化学システムであり、ダーウィン進化を起こせるもの」
だと思う
38 : 2025/06/06(金) 22:16:25.14 ID:HEdl2Jal0
ある意味磁石と重力は生命かもしれん
40 : 2025/06/06(金) 22:18:30.77 ID:pib/d1gU0
生命だと思ってるものは合成可能なシステムであるってところなのかな
41 : 2025/06/06(金) 22:18:53.75 ID:kdmAyY4b0
そもそもいろんなこと考えてるのはヒトだけではない

ひょっとすると猫は猫が支配してると考えてるかもしれないということ ヒトが頂点とは間違いの可能性もある、なんでヒトの考える事はくだらない事であるとも言える。

46 : 2025/06/06(金) 22:40:15.34 ID:m30VmoRW0
>>41
全ては思考実験でしか無くてどれだけ多くの人間が納得出来るかだけで成り立ってるのが世界ってだけ
42 : 2025/06/06(金) 22:23:32.73 ID:r07XOsLV0
この世界はマトリックス
43 : 2025/06/06(金) 22:24:26.48 ID:JFKHoJWS0
ウイルスが生命かどうかから議論を始めよう
その次は、結晶が生命かどうか
45 : 2025/06/06(金) 22:38:12.67 ID:kdmAyY4b0
身近な事や都合の悪いことには興味を持たず妄想だけを膨らませる奴が増えはじめている。
48 : 2025/06/06(金) 22:45:52.54 ID:aQwLKiNT0
0が過去で1が未来今はどこにもない
みたいなこと?
49 : 2025/06/06(金) 22:46:14.76 ID:rpUJMEvv0
動いてたら生きてる扱いで
太陽も地球も生きてるように見える
石とか岩は人間で例えたら髪の毛みたいな感じ
50 : 2025/06/06(金) 22:48:57.73 ID:m30VmoRW0
>>49
ガイア理論とかいうので人間は癌細胞相当だから排除する為に
天変地異を起こしてるのはオカルト界隈では普遍的な考え方

コメント

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