爆笑太田「中山秀征は『芸人とは』見たいな感じの奴によく批判されてたけど『分かってないなぁ』と思ってた」

2020/9/2 爆笑問題カーボーイ
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太田光：当時ね、結構ヒデちゃんね、色々批判めいたこと言われてたのよ。ああ見えて、苦労してんだよ、苦労人なのよ、ヒデちゃんって。

田中卓志：へぇ。

太田光：要するに、お笑いとしてはどうなんだみたいなことをさ。

山根良顕：ああ、MCみたいなことをメインで。

太田光：物凄いことなんだよ。俺らからしてみたら、凄い器用だし、誰が来てもOKだし、バーッて回せるからね。

田中卓志：はい。

太田光：それをうるさ方みたいなさ、「芸人とは」みたいな感じの奴で。

田中卓志：特に、アイドル的な芸人になるとよく言われますよね。

太田光：そう、そう。俺もそういうところあるんだけどさ(笑)

田中卓志：はっはっはっ(笑)一番やってる人じゃないですか(笑)

太田光：だけど、自分で分かってるわけ。芸人のイヤな部分。俺、イヤなんだよ、芸談とか、「俺は芸人だ」みたいな、そういうのイヤなんだよ。

山根良顕：はい。

太田光：自分も言っちゃうんだけどさ。

太田光：ナンシー関とかが特に「ネタもできないし、どうのこうの…」って言うわけだよ。辛口で。

山根良顕：ああ。

太田光：「ヒデちゃんの凄さ、分かってねぇんだな」って思ってたわけよ。

山根良顕：ああ。

太田光：「この人はネタもできないし、どうのこうの」って言うわけだよ、辛口で。

太田光：聞いたでしょ。でも、俺はその後、随分後、ヒデちゃんが『DAISUKI！』やってた時に、ヒデちゃんと共演した時に、ネタをやってる我々に対するリスペクトが凄いあったわけ。

山根良顕：ああ。

太田光：で、「ああ、やっぱこの人はいい人だな」って思って。『DAISUKI!』って番組も毎週見てたし。…あれ見て感動して、あれに出たくてさ。

山根良顕：ああ。

太田光：湘南の回があったんだよ、夏の終り、今時分にね。

山根良顕：はい。

太田光：あの番組って、今のテレビ番組の元祖みたいなことが全部詰まってるんだよ、実は。

田中卓志：全部ですか？

太田光：とにかく、3人で何もやらないで街ブラするって、あの頃、考えられなかったんだよ。

田中卓志：たしかに。他、ないかもしれないですね。

太田光：何もやらないんだよ、この番組。それがウケたんだよ。

山根良顕：ああ。

太田光：今、もう街ブラなんて当たり前じゃない、食べ歩きとかさ。あと物件探しとか。

田中卓志：ああ、ああ。

太田光：ああいうのとか、宝くじやったりとか。あんなの、今は当たり前のようにみんなやるけど、あの頃、絶対なかったんだよ、あんな無計画な番組。

田中卓志：はっはっはっ(笑)

太田光：あの3人の関係がいいんだよ。それで成立したわけ。