【芸能】大河で慶喜役熱演の草なぎ剛　「本木さんの演技は見ていない」発言

2/20(土) 7:05配信
NEWSポストセブン

草なぎと本木は地元も一緒

──徳川慶喜役のオファーを受けたときの感想は。

【写真7枚】短い丈のジージャン、ジーパンと、上下を固め夜の街を歩く草なぎ。白コーデなど別撮りも

「来たな！（笑い）　昔、本木（雅弘）さん（55才）が慶喜を演じて、先輩ですし、すごく縁を感じて」

──本木さんの慶喜からどう変える？

「そう言ってるわりに、見なかったんですよね（笑い）」

　えっ　モックンの慶喜、見てないの！　それ、堂々と言っちゃっていいの……？　そんな不安をよそに、草なぎ剛（46才）は笑顔──。

　大河ドラマ『青天を衝け』の初回放送直前、出演者が揃ったNHKの情報番組でのワンシーンだ。農民出身の渋沢栄一を幕臣に取り立てた慶喜は、同作品のもう1人の主役。草なぎはその“カリスマ性を醸し出す演技力”を買われて起用されたという。

「渋沢役の主演・吉沢亮さん（27才）も“草なぎさんのおかげでいい第1話になった”と感激しきり。演出家は、人を異常に惹きつける魅力を持つ神のような存在である慶喜は、草なぎさんにしか演じきれないと感嘆したそうです」（番組関係者）

　その慶喜役を1998年の大河ドラマ『徳川慶喜』で務めたのが本木だ。1988年にアイドルから俳優に転身し、その地位を固めた出世作でもある。

「実は、本木さんの叔父さんが、草なぎさんの地元・埼玉県春日部市で青果店を営んでいるんです。草なぎさんは小学生の頃から常連で、毎日野菜を買いに行っていたとか。2018年にCMで共演した際、草なぎさんが“そのオジさんが本木さんに似ててカッコいいんですよ”なんて、地元トークで盛り上がっていましたね」（芸能関係者）

　本木が「その店でクワガタやカブトムシをもらったことは？」と聞くと「ありました！」と即答。実はそれ、本木が捕ってきたものだったそうだ。そんなに慕っているアカデミー賞俳優の大先輩なのに、本木の慶喜を見ていないなんて……。

「これが、先輩後輩の上下関係が厳しいアイドル時代だったら、そうはいきません。同じ役柄の先輩の演技を見てないなんて、さすがに言えない。しかも、もともと2人とも同じ事務所でしたから、なおさらです。

　でも、いまは2人とも実力主義の俳優業に転身。もはや上下関係はありません。本木さんは慶喜役で成功して世間に認められました。草なぎさんも、あえて本木さんの名前を出したのは、同じアイドル出身の俳優として“ぼくも俳優で結果を残していく”という覚悟の表れだったのでしょう」（別の芸能関係者）

　草なぎのモックン超えの演技が楽しみだ。

※女性セブン2021年3月4日号

https://news.yahoo.co.jp/articles/43693f117d1bc106862d9071d201902ab654e4a1