自民党大会2年ぶり開催。菅首相「我が国のコロナ対策は諸外国のような厳しい制限を行うことなくピンポイントの対策で効果」

菅首相「ピンポイントのコロナ対策で効果」　２年ぶり自民党大会
3/21(日) 19:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210321-00000033-mai-pol

自民党の第88回定期党大会が21日、東京・高輪のホテルで開かれ、
「コロナに打ち克（か）ち希望ある日本へ」と題した2021年運動方針を採択した。
昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止されており2年ぶりの開催。
菅義偉首相（党総裁）は演説で、今秋に任期満了となる衆院選の時期への言及は避けつつ、
「遅くとも秋までには総選挙がある。新型コロナという国難を乗り越えて日本の伝統を守る。
多様性と創造性を大切にしながら日本を次の世代に引き継ぐ」と呼び掛けた。

首相は21日で緊急事態宣言の最終日を迎えたことを踏まえ
「我が国のコロナ対策は諸外国のような厳しい制限を行うことなく
ピンポイントの対策で効果を上げることができた」と妥当性を主張。
4月12日から高齢者へのワクチン接種も始まるとし
「一進一退はあっても必ず先に明かりが見えてくる」との認識を示した。

首相肝いりの「グリーンとデジタル」への取り組み加速化も表明。
4月に米国で予定する日米首脳会談が、バイデン大統領にとって初の海外首脳との対面会談となることは
「バイデン政権が我が国との関係を極めて重視している証し」とし、
「戦略的な外交を進める」と力を込めた。

憲法改正に関しては「我が党の党是だ」としつつ、
改正手続きに関する国民投票法改正案に触れて「まずは第一歩として成立を目指す」と述べるにとどめた。
19年2月の党大会では安倍晋三首相（当時）が「憲法にしっかりと自衛隊明記を」と訴えており、
新旧首相のスタンスの違いが垣間見えた。【佐野格、東久保逸夫】