【事件】カラオケパブオーナー殺人事件　『親のために家を買うねん、やから頑張ってるねん』『スロープのついた家を買うねん』

被害者の兄・雄介さんは、インタビューで生前の真優子さんとのほほえましいエピソードをたくさん話してくれました。

真優子さんに叱られながら一緒に餃子を作ったこと、真優子さんの「おごり」で家族皆とファミレスに行ったときのこと・・・

「インターネットでは、水商売やからとか、真優子に殺される理由があったんじゃないかとか、心ないコメントが見受けられる。
取材に応じたのは、真優子の名誉のため。いい子だったので。人に恥じることなんてひとつもない子だったことをわかってほしくて」（兄・雄介さん）

「存在自体が親孝行みたいな。妹はいっぱい夢があったけど、稼ぎたい、貯めたいというのではなくて、全部人のためになるもの。
その根底にあるのが、親が晩婚で、父親が仕事で足を切断して働けなくなって、家もすごい貧しい状況だったので」

「『親のために家を買うねん、やから頑張ってるねん』って。『スロープのついた家を買うねん』って」

稲田さんは、たびたび両親に手紙や手書きの感謝状を送っています。

「お母さん。ちょうど『10年前』は不登校でたくさん困らせていたね。今はまだまだ未熟者だけど、人を楽しませる仕事をして、毎日楽しいよ。
これからずっと、果てしなく、強く丈夫な大人になってく。お母さんとお父さんを守るから安心して！いっぱい遊びにいこ！」

直筆の手紙の数々には、稲田さんの家族を思いやる優しい性格と、正義感の強さがにじみ出ていました。

一方で、雄介さんには後悔がありました。

事件が起きる2週間前、3年ぶりに稲田さんと会う予定をしていましたが、緊急事態宣言の影響で延期に。
改めて稲田さんの店に飲みに行こうと、友人を誘ってスケジュールを立て直していたところだったといいます。

もっと会っていたら。もっと話していたら。悩みに踏み込めていたら、事件を防げていたかもしれない。無念の思いを吐露してくれました。

7/11(日) 19:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/c27ed3ed693e12cbe41c59d70b9972c58cf84646

なお実家帰省