【YOSHIKI】英BBCに出演「（コロナから）ファンや友達を本当に救いたい」熱い思い伝える

2020年4月16日 0時52分
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2020041602100001.html

ロックバンド「X　JAPAN」のYOSHIKI（年齢非公表）が14日（日本時間15日）、英BBC放送（BBC）ワールドニュースの「Outside　Source」に米ロサンゼルスの自宅から生出演。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスへの対策として今、ミュージシャンとしてできることや音楽仲間、ファンに対する思いを語った。
キャスターから、YOSHIKIは率先して感染対策を呼びかけてきたアーティスト、と紹介され、「COVID－19救済基金」（感染拡大防止措置による公演中止の影響を受けた音楽業界を
支援する基金）に10万ドルの寄付をしたことや、U2のボノ、「ブラック・アイド・ピーズ」のウィル・アイ・アム、ジェニファー・ハドソンととのコラボレーション楽曲
「SING　4　LIFE」にピアノ演奏で参加したことが伝えられた。　
「1カ月前、アメリカでもこのような事態になるとは誰も想像していなかったけど、（ロサンゼルスは）非常事態宣言にまで発展してしまった。だから僕は日本のファンや家族、
音楽仲間が心配で仕方がなくて、『備えてください、このウイルスを軽視しないでください』と自粛の必要性を訴えてきました」と語った上でYOSHIKIは「音楽家として、仲間を
　応援したいと思っていますが、それと同時に、いま一番大切なのは、医療に従事している方々を支える事だと思います。彼らが自分たちの命を救ってくれています。本当に感謝
　しています」と伝えた。
続けて「ファンの方のほうが…僕の命よりも大切です。僕の父親は自殺して、バンドメンバーも亡くなり、僕の人生は『死』に囲まれています。ファンはそんな僕を救って
　くれました。だから、ファンや友達を本当に救いたいんです」と熱く訴えかけていた。

BBCワールドニュースに、米ロサンゼルスからの中継で出演したYOSHIKI（右）