引きこもり刃物男から園児達の命を守ったのは「いかのおすしが届きました！」 隠語

　宮城県登米市の子ども園に刃物男が侵入した事件です。子どもたちを守ったのは「いかのおすしが届きました」という危険を知らせる合言葉でした。

　近所の人は「会うことは滅多になかった」といいます。

　容疑者宅の近所の人：「（容疑者は）ほとんど（外に）出ていないんじゃない？」「（Q.容疑者はずっと実家に住んでいる？）多分ね。誰も会ってないから」

　その男が11日朝、検察に送られました。

　宮城県登米市の無職・大槻渉容疑者（31）。9日、包丁を手に「豊里こども園」の敷地内に侵入したとされます。動機については、こう供述。

　大槻渉容疑者：「子どもを56す目的で侵入した。子どもなら簡単に殺せると思った」

　建物の裏には園庭があり、当時は3、4歳児71人が遊んでいたといいます。道路側から見ると、道路との境にはフェンスがあり、大槻容疑者は5分ほどこの辺りをうろついていたといいます。

　不審に思った職員は園児に…。

　不審に思った職員：「そろそろ雨が降りそうだから中に入りましょう」

　さらに、中にいた職員に…。

　不審に思った職員（同僚に対して）：「いかのおすしが届きました」

　と声を掛けたといいます。これは不審者がいた時の合言葉で、園児は無事に避難できたといいます。

　保護者：「（押さえ付けた）男性職員の方々には本当にありがとうしかない」「（抑え付けた職員は）勇気があるというか、素晴らしかったと思ってます」

　同居する家族によれば、大槻容疑者は5年以上前に仕事を辞め“引きこもりきり”のような生活を送っていたといいます。

　大槻容疑者の家族：「家ではほとんど話さなかった」

　警察での調べには「2人以上、殺せば死刑になると思った」などと供述しているといいます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4c408565849ec1b0c30449d22e2c6ab0cd8d32a2