PCで大好評の国産オンラインRPG「ブループロトコル」のPS5版がリリースされるも何故か低評価に

https://kultur.jp/blue-protocol-console-issues/

特にプレイヤーが多い街エリアやパーティプレイ時にこの問題が顕著に出るとされている。

さらに、キャラクターの同時表示可能数もPC版と比較して大幅に減少している。
最適化されていないユーザーインターフェイス

UIやHUDはPC版をほとんどそのまま移植したような形で、FF14のようにゲームパッド操作に最適化されたUI/HUDが用意されておらず、直感的な操作がしづらいことが容易に想像できるものとなっている。

それだけでなく、メニュー画面のUIもレスポンスがかなり悪いと報告されている。

ブループロトコルの公式サイトでは、家庭用ゲーム機版に表示遅延の問題が発生することが告知されている。

テストを実施しなかった？

リリースまでに家庭用ゲーム機版のパブリックテストは行われていない。

ベータテストを行えば間違いなくユーザーからフィードバックを得られるような問題点を残したままリリースしたとみられる。

考えられる原因等

「ブループロトコル」のPC版は高画質設定でRyzen 7 2700以上、最高画質ではRyzen 7 5800X以上を推奨環境として要求しており、CPUへの負荷がかなり高いとみられる。

PS5に搭載されたCPUのマルチコアピーク性能はRyzen 5 3600Xよりやや劣る程度だが、CPU負荷の高いゲームでパフォーマンスが出にくいことが知られている。

多数のプレイヤーと世界を共有するMMORPGは、プレイヤーキャラクターが多い場所ではサーバーから送られてくる大量のデータを処理する必要があるためCPUへの負荷が高く、家庭用ゲーム機向けの最適化に苦労するのは想像できることだ。

それでも、「ファイナルファンタジー14」や「エルダースクロールズオンライン」のようなMMORPGがこれらのプラットフォームでも大きな問題なくリリースされていることを考えると、ゴーサインを出してしまった開発側の落ち度と見て相違ないだろう。

パフォーマンスの問題は長期的にはアップデートで改善される可能性が高いが、「ブループロトコル」家庭用ゲーム機版ローンチは順風満帆とはいかなかったようだ。