ＧＩＲＬ ＮＥＸＴ ＤＯＯＲの思い出

https://digital.asahi.com/articles/ASN7V6KS0N7VTOLB001.html

長崎）高校野球　7月26日

長崎県高校野球大会は26日、県営と諫早市第1の2球場で3回戦の残る4試合があり、8強が出そろった。引き分け再試合となった長崎西と島原工の試合は、長崎西が七回コールドで制した。準々決勝4試合は28日、県営、諫早市第1の2球場である予定。

　　　　　◇

　ネクストバッターズサークルで鎮西学院の古川太一朗中堅手（3年）が見せるのは、上半身と下半身がひねりちぎれないかと思うほどのフルスイングだ。「センターオーバーを打つイメージ。ネクストから思いっ切り振って自信をつける」

　言葉通りこの試合、3打数3安打2四球の出塁率10割。チームの全得点に絡んだ。二回の同点タイムリーは2ストライク後、変化球に食らいつき、逆らわずに左前にはじき返した。

　フルスイングに最上の価値を置く。小学生時代から打順は常にクリーンアップ。昨夏の選手権長崎大会でも3番打者として、チームの準優勝に貢献した。174センチ78キロ。自分とほぼ同じ身長でフルスイングを売りとするプロ野球オリックス吉田正尚選手に憧れる。

　二回の守りでは前方へのダイビングキャッチで相手の追加点を防ぎ、七回には三盗を決めた。敗れはしたが走攻守に持てる力を発揮し、少しは達成感があるのでは――。「全くない。次のステージへ進む」。間髪入れずに言い切った。

　強豪大学のセレクションを受けるつもりだ。自分の力を試したい。もちろんフルスイングを持ち味としてだ。「1年の時から強気で上をめざす。名の知られたバッターになりたい」