雛形あきこの思い出

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倉敷雛めぐり、２０日開幕　３００カ所に１５００体展示

倉敷市内の観光スポットや商店街に雛（ひな）人形を飾り付ける恒例イベント「倉敷雛めぐり」が２０日、開幕する。３月７日までの会期中、約３００カ所に１５００体ほどを展示。伝統的なものから地域性を生かしたものなど幅広いおひなさまが並び、早春のまちに彩りを添える。

■倉敷地区

　美観地区やＪＲ倉敷駅南の商店街の店舗やギャラリー、町家などにひな飾りがお目見え。旧大原家別邸・新渓園（中央）は大広間に段飾りや木目込み人形など約２０組を展示。阿智神社（本町）は能舞台に色打ち掛けとともに飾り付け、華やかな雰囲気を演出する。

　日本郷土玩具館プラスワンギャラリー（中央）では、企画展「ぽかぽかひなひな展」を開催中で、県内の作家を中心に８人ほどが寄せた土人形、張り子、折り紙、ちりめん細工など個性的な雛人形を楽しめる。

■児島地区

　旧野崎家住宅別邸〓暇（たいか）堂（児島味野）では、１００畳の大広間に御殿雛など約３０組を展示する「おひな同窓会」を開催。むかし下津井回船問屋（下津井）、鷲羽山ビジターセンター（下津井田之浦）にも雛飾りが並ぶ。（〓は「台」に「部首のしんにゅう」）

　児島市民交流センター（児島味野）には３月１４日まで、学生服やジーンズ、真田ひもなど９業種２３社の人形が並ぶ「産業お雛さま展」がある。

■玉島地区

　旧柚木家住宅・西爽亭（玉島）は、明治から平成までの雛人形１０組ほどを展示。２８日午後１時半からは庭園で玉島少年少女合唱団のメンバーが春の歌を披露するミニコンサートも行う。玉島商店街では５０店ほどが参加し、店先などに段飾りや御殿雛を飾り付ける。

■水島地区

　水島商店街一帯、市水島支所（水島北幸町）などを会場に、地元園児手作りのおひなさまや段飾りなどを並べる。会期中は、車内を装飾した水島臨海鉄道の「雛列車」が１日４往復運行される。

■真備地区

　横溝正史疎開宅（真備町岡田）に真備町地区特産の竹を生かして飾り付けたり、西日本豪雨からの復興を願い地元住民が手作りした「還（かえ）りびな」を展示したりする。会期中には甘酒とひなあられの振る舞いもある（数量限定）。